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furniture | サーフボードテーブル

■Material/シカモア無垢材
■Painting/オイルフィニッシュ
■Size/W1700×H400×D600(単位:すべてmm)
.天板板厚 最大厚35mm(端部テーパー加工)
.脚 最大径46.5mm(円錐状)
.脚裏フェルト貼り
■Price/シカモア・メープル・ホワイトオーク181,500円(税抜価格165,000円)
    ウォルナット198,000円(税抜価格180,000円)

「ミニマリスト」という言葉が新語・流行語大賞にノミネートされたのが2015年らしく、「断捨離」という言葉や行動も一般化し、モノを持たない暮らし、必要最小限のモノで暮らすことを実践するひとも増えていると思います。かくいうわたしもミニマリスト本を読み漁ったひとり。ミニマリストの暮らし方や考え方に共感する部分も多くあります。
時代にミニマリストの考え方がフィットしている今、わたしたちがつくったり売ったりしているものって、本当に必要なのだろうか?と思うことがあります。家具どころか家電さえ持たずに生活するひともいるというのに、とも思います。
ただミニマリストと呼ばれるひとの中にも、いろいろな考え方があって、ミニマリストだから服を10着しか持ってはいけないとか、食器を5つしか持ってはいけないとか、椅子もテーブルもなくていいとか、わたしからしたら極端だなぁと思うひともあれば、必要だと思えば買うし、便利だと思えば買う、無駄でなければおおらかでよいというひともいます。より少なく、より小さくとモノの数や質量にばかり、執拗にこだわるのは、なにか違うと思うのです。

豊かさの定義がお金をたくさん持っていること、得たお金で欲しい物をたくさん買って所有することだった時代は、実際に終わっているとわたしもいます。たくさんのモノを持ちすぎることは、自分にとって本当に大切なものや豊かさの意味を見失うことになるとも思います。
一方でミニマルであることを美徳とするあまり、モノを減らすことに終始して疲弊しているひともいると思います。
無駄や無理をなくして、自分らしさを取り戻す生き方をすることが、ミニマリストの本来あるべき姿ではないかと思うのです。 生き方、暮らし方にさまざまな価値観があるように、ミニマリストにも違う価値観を持つひとがいる。モノに対する感受性もひとそれぞれです。モノを持たないことが正義であり、豊かであるというひととは、きっと相容れないけれど、少しのものでいいけれど、自分にとって価値あるものを選びたいというひととは、わかりあえる、そう思って、今日も家具をつくり、その家具にこめた想いをこんなふうに言葉にしています。

さて、実際テーブルを持たないひともいるとは聞きますが、食事や勉強、仕事なんかはどうしているんでしょうか?
テーブルをなくすことで得られるメリットは、例えば空間が広くなるとか掃除がしやすいとかでしょうか。ないことのデメリットのほうが大きい気がしてしまうのは、わたしが家具屋だからでしょうか? 
テーブルを持たない、は極端な話としても、例えば転勤などで引っ越しの機会が多いひとやひとり暮らしであれば、簡単に折りたたんだり分解できたり、あるいはためらいなく処分し買い換えられるテーブルのほうが、そのライフスタイルに合っていると言えるかもしれません。誰しもが無垢の立派なテーブルを持つ必要はないのです。
それでも、もしおうちを建てたり、家族が増えたなら、わたしはぜひテーブルを持って欲しいと思うのです。
オリジナル家具のダイニングテーブル『ordinary』の商品説明で、サラ・マクラクランの「ordinary miracle」という曲に寄せて書いていますが、“毎日家族みんなに「おはよう」とか「おかえり」とか声をかけてくれるような、ダイニングテーブルとは、そんな存在だと思います。家の中心にあって、いつも家族が集まる場所。それはありふれた光景かもしれませんが、家族みんなの記憶に刻まれるいちばん幸せな日常のシーンだと思うのです。” 変わらずそう思います。知らぬ間にできていくテーブルのキズも家族の歴史の一部になっていく、いつか子供が巣立ったら、そんなキズをそっと触れながらいろんな感情があふれてしまうような、そんな存在だと思うのです。

それでも、大きなダイニングテーブルは不要だとか、置く場所がないという方に、ぜひおすすめしたいのが、このサーフボードテーブルです。
わたしは結婚してからは椅子に座る生活をしていますが、実家では畳や床に座る生活でした。今もおばあちゃんの部屋にだけはこたつがあって、子どもたちは冬の朝は起きてすぐ、そのこたつに潜り込み、学校から帰っても、そのこたつで宿題をします。そんな光景を見るにつけ、わたしたち日本人のDNAには、床に座るとなにか落ち着くという感覚が深く刻まれているとしか思えません。
ワイドは1.7Mありますが、奥行があまりないのと目線から低いローテーブルなので、数字ほどの大きさや圧迫感はありません。4人家族くらいなら、決して広くはないけれど、揃って食事を摂るのに困りません。お鍋を囲むにも、テーブルの端から鍋までが遠すぎて取りにくいということもない。
ダイニングテーブルとしてだけでなく、ソファーテーブルにもちょうどいい。洋室はもちろん、和室にも意外なほどにしっくりくる。テイストを選ばないテーブルです。

オーダー家具屋が多くいただくご注文は収納系の家具。壁一面だったり、梁と梁の隙間だったりに。衣類だったり食器だったりテレビだったりを。ここからここまでという決められた寸法に、決められた用途と容量。出っ張りや引っ込みがあっても、だいたいざっくり四角いかたちのものが多いです。
シンプルな線がすきなので、オリジナル商品たちも自然と、線と面だけで構成されるような四角っぽいものが多く、オリジナル雑貨のダストボックスに至ってはその名も『sikaku.』です。
だから、このサーフボードテーブルはわたしたちにとって、ちょっと特別な存在でもあります。
同じく線と面で構成されながら、あくまで丸みを持ったテーブルは、「この場所に収める」家具ではなく、自由に空間に漂う家具。縦も横も自由だから、置き方も自由。置きたい場所に、使いたい場所に。決まりごとを持たない自由な家具です。
オーダー家具には、収まるべき場所に収まったときの気持ちよさ、があるのですが、わたしたちも家具もいろんな制約から開放されてできたモノも、また楽しい。広義にテーブルではありますが、何度も言うようですが、どうぞ自由にお使いください。

目に見える対象はかならずかたちや輪郭を持ちますが、ひとはそのかたちを認識すると同時に、かたちが多次元的な感性に訴えるとも思います。わたしたちがつくるオリジナル商品はシンプルな直線のものが多いのですが、こちらは楕円形。名前の通り、サーフボードを思わせる少し長い楕円形です。真円にくらべたら不安定で不完全な円ながら、緩急つけながらどこまでもなめらかに続いていく輪郭が美しく、個人的には惚れ惚れするポイントです。誰しもが、このコロナ禍の1年ほど、ひととのつながりについて考えたり、意識したりしたことはなかったのでないでしょうか? 緩やかに円を描く輪郭はあたかもひととの距離のようです。近づいたり離れたりしながら、それでもずっと繋がっている。楕円テーブルはそんな思いの表れかもしれません。

ダイニングテーブルのところでも書いていますが、わたしたちが目指すところは、
必要以上に手を加えないデザインで、簡素ながらも洗練された、温かみのある家具。
自然のように複雑で奥行のあるものを、線や面だけで最大限に表現しうる家具。
ほどよいミニマルさを持ちつつ、日々の暮らしからかけ離れないおおらかさを持った家具。
ダイニングテーブルとは違う感性で、目指すかたちを表現しました。

脚はやや外側に開脚したかたち。
かなり深い角度でつけたテーパー。なによりこのテーブルの輪郭の美しはここにあります。深い湖の深淵に立つような、薄い小口が繊細ながら、このテーブルの存在感を際立たせています。中心部は35mmとしっかりとした厚みがありますが、この薄い木口がそれを感じさせません。どーんと構えた男前なテーブルの魅力とは違う、なんとも静かで美しい佇まいです。

テーブルは家具の中では、空間の雰囲気を決める力の大きいものだといえます。
壁や床のように視野に占める面積が大きく、家族の中心にある家具として、とても重要な存在だといえます。
木の色合いや木目が印象を左右しますが、こちらのシカモアはオーソドックスな色合いで、和洋を選ばずお使いいただける木だと思います。メープルと同じカエデ科で、メープルに似た明るい色で、緻密な肌目でシルクを思わせる光沢があります。こちらのように縮み杢と呼ばれる独特の美しい木目が出現することがあり、ほどよい主張と存在感があります。ヨーロピアンメープルとも呼ばれるノーブルな表情で、古くはかの有名なストラトヴァリウスにも使われていた材になります。
それぞれの樹種に特色があり、ぞれぞれにしかないモノもあると思いますが、このテーブルの一番の売りはそのデザインであり、お好きな樹種で楽しんでいただければと思います。

テーブルは頻繁に移動するものではありませんが、お掃除や模様替えの際などに、動かすこともあるでしょう。無垢のテーブルというのは思っている以上に重いものです。
こちらは男性なら抱えあげて運ぶことが可能です。ご夫婦ならひょいと動かすことができます。

無垢の家具を使うためにはそれなりの気配りが必要ですが、家具は日用品なので、長く付き合っていくなかでぶつけたり、ひっかけたり、水をこぼしたりすることもあるでしょう。木のテーブルですから、書き物をしたら字の痕が残ることもあります。必ずできるキズやくぼみは家族の歴史となり、家具としての味わいを深め、ともに暮らす時間のなかで色も濃くなり艶もでてきます。ほどほどの手入れをしつつ、いろんな変化をおおらかに楽しみながら、無垢の家具との暮らしを深めていきましょう。

*使用した材料について、仕上げの塗装について、無垢材の家具と暮らす際の注意点について、ご購入後のメンテナンスについては、サイドメニューにある各項目ごとに、詳しく説明しています。ご購入を検討いただいているお客さまは、ぜひあわせてご覧ください。

※無垢材のため、ひとつひとつの木目や色味などは、掲載しております画像とまったく同じものではありません。天然のものですので、あらかじめご了承いただけますよう、お願いいたします。イメージが違う等の理由での返品はお受け致しかねます。

オリジナル家具をベースに、お客様の暮らしやお住まいに合わせて、mm単位でのサイズオーダーや材料の変更が可能です。右上の「お問い合わせ」ボタンより、お気軽にお問い合わせください。

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