2023/2/20
いつもcozy. および株式会社テクノウッド寺田をお引き立ていただき、ありがとうございます。
少し深刻な話になりますが、現状をできるだけ正しくお伝えできればと思います。
コロナ禍における移動制限やコンテナ不足により、木材の需給がひっ迫し、資材不足により度重なる木材価格高騰により、2021年の夏頃から、建設の現場には大きな混乱が起きていました。
いわゆるウッドショックです。
建設業界ではウッドショックにより、木材が確保できず工事を延期せざるを得なかったり、着工自体が見送りとなってしまうケースが未だに多々あります。
国産材の自給率が低く、木材のほとんどを輸入材に依存している日本は、ウッドショックの影響がかなり大きいといえます。
製材（丸太や原木を使いやすいように角材や板状に加工された木製品)の輸入価格は2～3割程度の価格高騰がみられ、ウォルナットなどの一部の人気希少材は、その上昇率がさらに高くなっています。
輸入材の価格高騰を受け、国産材にも価格上昇の影響が出ており、ウッドショックは未だ終わりの見通しは立っていません。
また、追い打ちをかけるようにウクライナ危機による、原油価格の高騰により、電気料金やガソリン価格の上昇だけにとどまらず、様々な製品価格の値上げが続いていることは、すでにみなさまも実感されていることと思います。
木材や合板類だけではなく、家具金物や塗料、接着剤など、家具製作にまつわるあらゆる資材が値上げされています。
弊社では以前にお請けした現場では、材料価格の上昇分を請求せずに身を切り、製品の製作にあたっても、無駄なコストの削減や作業効率化の見直しができるところがないか検討し、価格への転嫁をしないよう、ここまで努力してきました。
しかし、現状の価格のままでの品質やサービスの維持が、いよいよ困難となりました。
言い換えると、現状の価格ではもう製作して、販売することができないということです。
引き続き、お客様への品質維持を続けるためには、変わらずよい商品をつくり、みなさまへお届けするためには、価格の改定が必要だと判断いたしました。
オリジナル商品の在庫分につきましては、価格をそのままに、新規製作分より順次価格改定をすすめさせていただき、3月20日～3月末日までのあいだに、すべての商品価格の見直しを行います。
これまでと同様以上の品質向上とサービス提供を目指し、これまで以上に心を込めてお届けしてまいりますので、大変心苦しいのですが、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。
今後ともcozy. | 株式会社テクノウッド寺田をよろしくお願い申し上げます。
