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材料について

オリジナル家具の製作にあたり、わたしたちはベースとなる材は無垢材を選びました。
無垢材を使うことには、少し迷いや考えもありました。
基本的には重くて、硬いものだし、どこに置いてもいいというわけではありません。それなりの気配りも必要になれば、メンテナンスも大切です。それでも、おもに使い勝手や機能性を重視することになるオーダー家具とは違う切り口で、ひとの五感に訴え、ゆったりとした時間の流れとか即物的ではない豊かさとか、ただ単純に木のあたたかさみたいなものを感じられる、そういう家具であってもいいのではないかという思いもありました。
そして、木はいいねえ、温かみがあるねえ、と多くのお客様が口になさるのにはちゃんと理由があって、木は生きていることがひとの感性にちゃんと伝わっているからだと改めて思ったからです。わたしたちは豚や牛や鳥や魚はもちろん野菜や果物もふくめ、それらを食べなければ生きていけないわけで、そういうときわたしたちは意識するしないに関わらず、いのちをいただいているのです。
無垢材で家具をつくることもまた、木のいのちをいただいているのだと思います。自然のなかでは、本当はひとも木も対等な存在で、ならばそのいのちを最大限に生かし、そのいのちを使い手に繋ぎ、共に暮らすわたしたちも生かされるような家具でありたいと思います。ちょっと大袈裟で照れくさいのですが、そう思うのです。

無垢材とひとくちでいっても、さまざまな樹種があるなかで、わたしたちはナラとタモを選びました。ナラ、タモともに色合いにくせがなく、和洋を問わず、どんなインテリアにもあわせやすいことと、もともと北海道を中心に日本に広く分布している木であり、日本人の多くがイメージする、もっとも「木らしさ」のある木のように思うことが、その理由です。
ナラならばオーク、タモならばアッシュという方が、ピンとくる方も多いかもしれません。実際に北米材のホワイトオークやホワイトアッシュなどと、その見ためなどはよく似かよっています。
ナラやタモは日本、中国、ロシアがおもな原産国ですが、cozy.ではそのときどきで最良の材料を厳選して使用しています。またどちらの材も、動きのある木理の特徴を活かしながら、熟練の職人さんが1枚1枚見定めながら接ぎ合わせることで、同じ家具であっても、ひとつとして同じもののない個性が、そこには生まれます。

・ナラについて
クヌギやブナのようにドングリのなる木であるナラ。成熟した森の最後に生える真打ち的な存在といえます。木の中でも、もっとも進化した構造組織を持ち、その圧倒的な生命力で豊かな森を作ります。
日本のナラは、数ある広葉樹の中でも最高級材のひとつです。欧米を原産とするホワイトオークなどの素直な木目に比べて、その木目は力強く精悍で、木のおおらかさや雄大さ、荒々しさと同時にある穏やかなやさしさなど、とても包容力の感じられる存在感のある木です。
育った土壌や環境の影響を受けやすく、時にナラ独特の表情である、虎斑(柾目を横切るような帯状の杢を斑(ふ)といい、大きく虎の背中の縞模様のようにみえるもので、シルバーグレイン=銀杢ともいいます)など個性豊かな表情をみせる木です。
やや重く、硬い木で、衝撃に強いという特徴があります。また多くの水分を含む木で、乾燥が難しく反りなどの動きが大きな材でもあります。それでもよく長く使っていくことで、深い黄金色へと変化していくさまも楽しめ、とても魅力的な木です。

・タモについて
広葉樹の中でも非常に大きく、まっすぐに生長し、際立った存在感を誇るタモは、「白木の女王」といわれ、厳しい寒さに耐えて生長した木は上品で優しい雰囲気の中にも凛とした表情をもっています。
木目は木の中心部まで美しく流れており、明瞭な年輪と、さらに中心部から周辺部にかけて、くすんだ褐色から淡い黄白色へと明確に変化する色味が魅力です。
またその特徴ともいえる筍杢(筍を縦に割ったように中央が山形になった典型的な板目の杢で、木目がはっきりしており、均整がとれた美しいものをいいます)の模様には自然の美しさと素朴さがよく出ており、広く人気があります。
力を加えても折れずにたわむという性質からその名がついたように、タモはやや硬く、強さとしなやかさを兼ね備えています。ケヤキやクリと並んでまとまった均質な材がとれ、加工性にも優れています。そのため、家具や建築物だけではなく、プロ野球選手のバットやホッケーのスティックのようなスポーツ用品などにも使われています。

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